MADAR GALLERY



『オズの魔法使い』

『オズの魔法使い』を観ました。
皆さんご存知の児童文学ですね。
ヴィクター・フレミング監督、ジュディ・ガーランド主演のこのミュージカル映画。
挿入歌『虹の彼方に』(Over the Rainbow)は名曲です。
この映画、忘れられないシーンがあります。初めて観た時は、衝撃的でした。

アメリカ・カンザス州に暮らす少女ドロシーは竜巻に家ごと巻き込まれて、飼い犬のトトと共に不思議な「オズの国」へと飛ばされてしまうのですが、家のドアを開けて外に一歩出ると・・・

セピア色で始まったこの映画。この場面から、ガラリとカラー映画に転換するのです!

この作品は、テクニカラーを採用しています。
テクニカラーとは、世界で初めて三色法によるカラー映画の実用化に成功した企業のこと。このことから三色法のことをテクニカラーと通称することもあります。
三色法が採用された初期の作品では他に『風と共に去りぬ』があります。

技術あってのことなんですが、これは最高のアイディアですよね。
最近では、技術的にも優れている作品がたくさんありますが、昔の映画のこういう発想がいいです。ちょっと、仕掛けがわかってしまうくらいの、そんな作品が好きです。

知人に聞いた話ですが、『オズの魔法使い』は児童文学であると同時に、19世紀末のアメリカ経済に関する寓話とも解釈されることがあるそうなんです。
(原作者ライマン・フランク・ボーム自身は、この作品の政治的解釈については、否定も肯定もしていません。)

この物語をそのまま楽しんできた私にとっては、素直な気持ちのままで記憶に残していきたいですね。
# by madargallery | 2007-08-24 01:37 | 映画のはなし

きいちのぬりえ

先日、久しぶりに伯母から連絡がありました。
その声はとても元気そうでした。

叔母は昨年の春頃体調を崩し、自宅療養をしていました。
その時のお見舞いとして「きいちのぬりえ」本をプレゼントしたのです。
ぬりえは、脳の全体を活性化し、ストレス解消にもなるとも言われています。
・・・ただ、何か夢中になって欲しかったのです。

丁度その頃巷では「ぬりえ」がブームになっていました。
書店では、「ぬりえ」本がずらり・・・
あまり力を入れず、懐かしさを感じながら楽しんでもらえると思い選んだのは「きいちのぬりえ」でした。
私も「ぬりえ」の世界に魅力を感じ、そして見つけた「ぬりえ美術館

荒川区唯一の美術館である「ぬりえ美術館」は、日本唯一の「ぬりえ」の美術館でもあります。館長の金子マサさんは、「きいちのぬりえ」で有名な蔦谷喜一さんの姪にあたるそうです。
ぬりえを文化として保存するために、美術館を開館されたとのことです。

私は「ぬりえ」は日本画の一つの系譜だと思います。
「ぬりえ」特有の輪郭線。
日本の絵には輪郭線があって外国のものには輪郭線が少ない気がするのは気のせいでしょうか・・・
江戸の頃、かの葛飾北斎はこの両者を比較する際に「線」とか「輪郭」とかいう言葉ではなく、「隈取」という言葉を用いて表現していました。
一本の線から一つの絵が完成するというという芸術。改めてすごいと感じます。

また「ぬりえ」は日本だけでなく、世界にもあることが分かりました。
芸術に対する想いは世界共通なんですね。

今ではすっかり笑顔を取り戻した伯母。
これからも元気でいてくださいね。
# by madargallery | 2007-08-23 14:07 | ART

適正飲酒の大切さを訴える「モデレーションブック」

昨日、サントリーにお願いをしてあった「モデレーションブック」が届きました。
とても興味があり、過去にも送っていただいたことがありました。

モデレーションとは、「ほどほど」あるいは「中庸」という意味で、欧米で「適正飲酒」を指す時にも使われる言葉です。

サントリーでは、適正飲酒の大切さを訴える新聞広告を「モデレーション広告」と名付けているのです。
酒類メーカーが、こういうテーマを世の中に発信するということは本当に難しいことだと思います。
1986年から開始し、これまでに様々なテーマでメッセージを発信してきました。
モデレーション広告のこれまでのテーマは、時代にあわせてテーマを設定されています。
“適量”“飲みすぎ注意”“空腹と飲酒”“休肝日”など、自分の健康を守り、酒と長くつきあおうということ。
また“酒量”に関するテーマだけでなく、“飲んではいけない人”“してはいけない飲み方”へと対象をひろげています。
スポーツと飲酒、妊産婦と飲酒、入浴と飲酒、薬とお酒、未成年者飲酒、飲酒運転・・・といったテーマが登場しています。

このモデレーションブックはモノトーンで非常にシンプルな一冊です。
そして、メッセージと共にイラストが大きな存在となっているのです。
このモデレーションブックのイラストは、チャールズ・バルソッティ、ジョン・バーナード・ハンデルスマン、チャールズ・サミュエル・アダムスといった著名なイラストレーターが描いています。彼らのイラストは、シンプルですが個性的で非常にユニークです。
イラストレーターという仕事は、クライアントの意向を一瞬の印象で受け手(消費者)に伝えることが仕事です。そして社会に深くつながっています。
責任が大きい反面、本当にやりがいのある仕事だと実感します。

私自身もお酒が好きです。飲むというより、その場の雰囲気が好きなのです。
そこに集う皆が楽しく飲めるよう「酒は、なによりも、適量です。」-100回目のメッセージより
# by madargallery | 2007-08-15 23:32 | ART

エディット・ピアフ

エディット・ピアフ自伝「わが愛の讃歌」を読みました。
エディット・ピアフは、フランスの生んだ最大のシャンソン歌手です。
彼女の人生は波乱に満ちていました。そして一冊ではとてもとても語りきれない人生でしょう。
日本でもこの秋全国ロードショーということですが、より彼女の事を深く知ることが出来ると思います。
『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』(原題:LA VIE EN ROSE)
(ちなみに主演のマリオン・コティヤールは、今話題の『プロヴァンスの贈りもの』)(原題:A Good Year) にも出演しています。)


「わたしはまもなく死ぬだろう。そのまえに、自分自身の言葉でわたしのことを語っておきたい。
愛することしか知らなかった、歌うことしか知らなかった、エディット・ピアフという孤独なひとりの女のことを・・・」
そしてピアフは死んだ。あの忘れがたい歌詞を残して。
ジュ・ヌ・ルグレット・リアン(私は何も後悔しない)

エディット・ピアフ自伝「わが愛の讃歌」より
# by madargallery | 2007-08-12 12:38 | 映画のはなし

本当の夏

8月に入り、日に日に暑さが厳しくなってきました。
窓を閉め、クーラーのスイッチに手がのびた時、蝉の声の心地よさに気がつきました。
「夏だ・・・」

数年前の夏、表参道の「スパイラル」で感動したモノと出会いました。
ガラス作家・久保裕子さんの作品、ペーパーウェイト。
ガラスというのは夏を涼しく彩ってくれます。不思議な力を持っていますね・・・
こちらのペーパーウェイトは、透明な部分と、表面を削った半透明な部分を上手に使い、卓上に小さな水辺の世界を広げ、楽しませてくれます。
ガラスの表面にあらわれているうねりが水の水紋となり、まるで本当の水の中を金魚やめだかが泳いでいるようです。
きっと誰もが懐かしい夏を感じることが出来ると思います。
また、出会ったこの街の「ギャラリーエス」で素敵な作品とお会い出来そうです。

今日はこのまま窓を開け、蝉の声と夏の風を感じてみようと思いました。
# by madargallery | 2007-08-11 15:27 | 日々のこと

ありがとうございます。

暑い毎日ですが、皆様お元気にお過ごしでしょうか?

しおざきまさこ展 『PEOPLE』 in Second Life。
おかげさまで、毎日多くの方々にお越しいただき感謝しております。
8月31日まで開催しています。
遊びに来てくださいね。お待ちしております。
# by madargallery | 2007-08-10 21:46 | ART

しおざきまさこ展 『PEOPLE』 in Second Life のご案内


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しおざきまさこ展 『PEOPLE』 in Second Life
2007年8月6日(月)~2007年8月31日(金)

ネット上の3次元仮想世界「セカンドライフ」内で、個展を開催いたします。
モノクロならではの濃淡のある線のイラストレーションをお楽しみください。
ご来場いただいたお客様には、無料『PEOPLE』Tシャツ配布中です!
セカンドライフについて詳しくは公式サイト



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# by madargallery | 2007-08-05 16:58 | ART

下北沢へ

暑中お見舞い申し上げます。

久し振りに下北沢を訪れました。
以前住んでいた街であり、好きな街でもありました。
横浜に越してきたあとに、素敵なギャラリーが出来たそうです。
最近、気になっていました。
「ギャラリーHANA 下北沢」
駅からのアクセスもよく、通りに面した素敵なギャラリーでした。
サヴィニャック生誕100年を記念してヴィンテージポスターを展示・販売をされていました。
1907年フランスに生まれたサヴィニャックは、アールデコの巨匠カッサンドルに学び、モンサヴォンで一躍有名なポスタリストです。
50年代から60年代にかけての企業広告デザイン旋風の最中にアンドレ・フランソワと同門で、フランスポスター界の重鎮の座を二分にしていました。ミシュラン、エアー・フランスや日本でも牛乳石鹸や森永チョコレート, サントリー、豊島園などのポスターなど、身近なものも手掛けてます。
可愛らしい印象を与える中にも、深いメッセージを感じます。
国を越え、時代を越え、ますますファンが増えるのではないでしょうか・・・
そして今回嬉しかったのは、ギャラリーの方がいろいろなお話をして下さったこと。
また、行こう・・・そんな気持ちにさせてくれました。
ギャラリーで出会った書籍、「アフィッシュ・フランセーズ-現代フランスポスター50年の歩み-」を手に帰りました。

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# by madargallery | 2007-08-05 00:20 | ART

真夏の夜のイベント

この夏も各地でいろいろな映画のイベントが開催されます。
その中でも、アークヒルズ(東京・港)のカラヤン広場で開催される、ブラジルの映画や音楽、食事などが楽しめるイベントに注目。
屋外広場に設置した、300インチの大型スクリーンに映像が流れます。
世界中から集められたショートフィルムの上映や、東京国際フォーラムで開くブラジル映画祭のプレイベントとして同国の音楽や特別編集した映画も観ることが出来ます。

夏の夜風の中、ブラジルのビールで一杯なんていいですね。。。
都会のオアシスに乾杯!!
# by madargallery | 2007-07-29 00:41 | 映画のはなし

素敵な週末

届きました!
アッチュム・ポワン・コムさんから、お願いしていた冊子「LA RONDE DES ENFANTS」が届きました。
アッチュムさんは、フランスから60~70年代の絵本やビジュアルブックなどを届けてくれるオンラインの古本屋さんです。
かわいい切手が貼ってある封書、手描きのメッセージ、素敵なおまけまで同封して下さいました。
こんなにワクワクするなんて、嬉しい週末です。。。

「LA RONDE DES ENFANTS ラ・ロンド・デ・ザンファン-パリの子どものいちにちー」
タイトルにあるように、朝は何を食べるの? どんな勉強をするの? 何をやって遊ぶの? パリの子どもの一日をアッチュムさんが、かわいらしくまとめられている冊子です。
手にすると、自然と笑顔になっていきます。
しかし、教科書やドリルとは思えないほど素晴らしいデザインです!
こういう教科書だったら、一生懸命勉強するだろうな・・・いえ、描いてあるイラストに夢中になってしまいます。きっと♪

「アッチュム!フランスのかわいい古書を探しに」も私のおすすめです。
何回も手にしていますが、いつも新鮮なんです♪
絵本から教科書、マガジン、料理本などなどかわいいフランスの古書がずらりと200冊以上。
その他に、おもちゃやレコードなどもご紹介されています。

そして、「アッチュム」さんの名前の由来。。。
とってもほのぼのしています。
詳しくはこちらで。。。きっと、笑顔になりますよ。

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# by madargallery | 2007-07-28 15:18 | ART

いつも、いつも。

c0121933_0565613.jpgいつものように
いつもの場所で
いつものように
いつもの席で
# by madargallery | 2007-07-26 22:16 | 日々のこと

CHARKHAさんのはなし

お気に入りにお店「CHARKHA(チャルカ)」さんより、お願いしていた商品が到着しました。
チャルカオリジナル「文房具入れ バーノチュカ」。
数枚のヴィンテージカーテンやテーブルクロスから文房具入れを仕立てられているので、使い込まれた生地の風合いといい、古きよき時代の柄などがとてもいい感じです。
私がお願いしたものは、白地にオレンジ色のお花が描かれています。
気に入りました。
ノートとペンを入れ、スケッチに出掛けようと今から楽しみです。

チャルカさんとの出会いは、書店でした。
書籍『チャルカの東欧雑貨買いつけ旅日記』と出会ったのがきっかけです。
お店は、大阪市西区にあります。
残念ながら、まだ行ったことはありません・・・

この『チャルカの東欧雑貨買いつけ旅日記』の可愛い表紙をめくると、これまた可愛らしい写真や、わかりやすい旅日記が満載なんです。
東欧へ行く時は、旅行ガイドとして持っていくぞ!と今からその気です。

私自身、チェコアニメや東欧雑貨が大好きです。
チェコといえば“人形アニメーション”の故郷として知られていますが、絵本やデザイン、工芸など・・・チェコの素晴らしさは、人形アニメーションに限りません。

チャルカツアー『チャルカといっしょに東欧雑貨を探す旅』に是非参加もしてみたいです。

チェコ話はまた今度・・・

それではみなさん、Dobrou noc!
# by madargallery | 2007-07-21 21:03 | ART

リゾートの条件

最近、ある広告が気になっている。

-「リゾートの条件」とは、本当に美しい夕焼けと出逢うことだ。-

真っ白なプールサイド、夕焼け空が水面に映り、どこか幻想的な雰囲気が漂っている。

確かに普段私達は、慌ただしい朝を迎え、デスクに向かい、気が付けば辺りは真っ暗に。
昼と夜の間の「夕暮れ」という繊細な時を失っている。
この夏、南の島でなくてもいい。「繊細な時」を感じられる私だけのリゾートに行こう。
# by madargallery | 2007-07-20 12:38 | 日々のこと

『ダーティ・ダンシング 』

大好きな作品です。
ビデオテープが擦り切れるのではないかと思われるほど何度も観た作品で、今でも大事にしています。

60年代初期のアメリカを舞台に、一家で避暑地を訪れた17歳のベイビーの成長を描いた青春ラブ・ストーリー。
ダンスと恋の素晴らしさを知り、どんどん綺麗になっていく姿を爽やかに演じています。
出演はジェニファー・グレイ、パトリック・スウェイジ、シンシア・ローズ 他。

サウンドトラックも最高で、60年代のヒット曲も多数使われています。
既に廃盤になっており、手に入れるまで大変でした。
(あの時のショップのオーナーには本当に感謝しています。)
中でも「The Time Of My Life(タイム・オブ・マイ・ライフ)」/ビル・メドレー&ジェニファー・ウォーンズ。
この曲を聴くと、感動のクライマックスで見せる2人のジャンプ&リフトが思い浮かんできます。
それと、エリック・カルメンの「Hungry Eyes(ハングリー・アイズ)」
切ないのメロディの中に希望の光を感じるというか・・・。

いつ観ても古さを感じさせない作品。この夏のおすすめの1本です!
# by madargallery | 2007-07-19 23:52 | 映画のはなし

小さなカード屋さんへ

台風も過ぎ、昨日とはうってかわってのいいお天気!

今朝は仕事場へ向かう途中、渋谷にある「包むファクトリー」へ行きました。
私が尊敬するカード作家・雑貨デザイナーの、おおの しんたろうさんの『夏のカード屋さん』が目的なのです。

おおのさんご自身が手がける、カードや雑貨には夢があります。
そして、優しさが溢れているのです。
7月21日(土)まで開催中とのことです。

また、こちらのお店「包むファクトリー」はその名の通り、さまざまなラッピングアイテム、レター、ギフトカードなど各種購入できます。

贈り物は、受け取る人だけでなく、贈る人にも、楽しさや喜びを与え、両者を笑顔にする素敵なイベントです。
お店では、持ち込みをしたプレゼントをラッピングして下さるサービスがあるそうです。嬉しいサービスですね・・・


おおのさんが描かれたカエルのイラストカードからは、楽しそうに「ケロッケロッ」と聞こえてきそうでした。
# by madargallery | 2007-07-16 16:10 | ART

ボルタンスキー

世界を代表するフランスの現代美術作家、ボルタンスキー発案の展覧会
La Chai^ne -日仏現代美術交流展』に行きました。
連日の台風情報。覚悟して向かった桜木町では、ナント晴天!

人のココロとお天気はわからないものです。

フランスからは、ボルタンスキー推薦のAngelika Markul、Laurent Tixador & Abraham Poincheval等、気鋭の4作家が参加とのこと。
日本からは、パリ留学時ボルタンスキーに師事した松本春崇がセレクションした、田中功起、伊藤存、小林耕平、さわひらき、と松本本人による映像インスタレーション作品を観ることが出来るのです。

まずはBankART1929へ。

1929ホールでのボルタンスキー本人による新作インスタレーション。
立ちすくんでしまいました。
真っ暗なホールには驚くべきものが・・・

次に、BankART Studio NYK
こちらでは、約2,100平米を使用してメッセージを伝えています。
中でも、ガブリエラ・フリードリスクドティール。
私は、目の前で進行する映像の前でしばらく立ち止まりました。
映像からのメッセージを必死に受け止めようとする私がそこにいました。

どうやら、本当に迷宮の世界に入ってしまった・・・

帰宅後も、消化しきれない気持ちが続きました。
だいたいは鑑賞後、自分の中で感想や答えが出るのですが、今回は難解です。
答えを出そうという気持ちを捨て、今抱えている余韻が答えなのかもしれません。

ふと外へ目をやると、暗い空には、強い風が吹いていました。

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# by madargallery | 2007-07-15 19:26 | ART

ニューヨーク 「アマート・オペラ」

metropolitana〔メトロポリターナ〕7月号に面白い話題が掲載されていました。

マンハッタンのダウンタウンにある「アマート・オペラ
わずか6メートルの舞台に107の客席。
世界で最も小さなオペラハウスかもしれないとのこと。
しかし約60年の歴史を持っていて、ニューヨーク市民にこよなく愛されている劇場だそうです。

「行ってみたい・・・」
そう強く思いました。

クリントン前大統領ら有名人のファンも多いそうです。

私自身、どちらかというと全てにおいて小劇場を好みます。
小さい劇場だからこそ役者の表情や息遣いまで伝わってくる・・・
この一体感がいいのです。

オペラと言えば、今年の春、父と新国立劇場へ「蝶々夫人」を観に行きました。
長崎を舞台とした、没落藩士令嬢の蝶々さんとアメリカ海軍士官ピンカートンとの恋愛の悲劇。
(蝶々役の歌手にとっては終始出ずっぱり・歌のパートも長く多いため『ソプラノ殺し』の作品とも言われています。
ハイ、確かにそうでした・・・)
父は昔を思い出し、感極まる様子がありました。
私といえば、立派な劇場と歌の迫力に、ポカンと口を半開きで、ただ圧倒されていました。

国内でも、いい作品をたくさん観て、いつかニューヨーク「アマート・オペラ」に行った際は是非
「ブラヴォー!!」・・・と叫びたいですね(笑)
# by madargallery | 2007-07-15 01:09 | ART

『NADIA』

青山のギャラリーショップ「display」で開催されている『NADIA WITH WHITE』
ここ「display」は小さな空間ではありますが、一歩足を踏み入れると何かが始まりそうな緊張感を感じました。

写真家・沢渡朔氏がイタリア人モデル「ナディア」を被写体に1年半かけて撮影した作品を集めた写真集『NADIA』。
(沢渡氏といえば、女性を題材にした作品が有名ですが、中でも「少女アリス」が印象的。
モデルのサマンサは本当に「不思議の国のアリス」の世界から出てきたようです。)
『NADIA』は、時を超えた今でも、さまざまなクリエイターに影響を与えています。
ギャラリーでは、『NADIA』からINSPIREされた「白い世界」を見事に表現していました。

ただ、どうしても言葉という手段で表現するのは難しいのです・・・

『NADIA』は沢渡美学の出発点であり到達点ということを聞いたことがあります。
写真の背景にはいろいろな想いがあり、「自由」であることの難しさというか、厳しさというか・・・

「僕には写真を撮るしかない」
沢渡氏の言葉です。素晴らしい生き方です。
# by madargallery | 2007-07-14 02:32 | ART

『雨上がりのマーチ』

音楽は日々の暮らしの中で、とても大切なモノ。
今朝の一曲『雨上がりのマーチ』
フラメンコギタリスト 沖仁さんのアルバム「Nacimiento[ナシミエント]~誕生~」から。

タイトル通り、とても爽やかな曲です。
サンバ風のリズム隊とフラメンコのルンバを刻むギターが心地良いのです。
普段気付くことのない、道に咲いてる花に思わず優しい視線を送ってしまうような…。

いい1日が過ごせそうです。
# by madargallery | 2007-07-12 13:03 | 日々のこと

神保町シアター

こんな記事が掲載されていました。
「小学館は14日、東京神田神保町に映画館を開く」
その名も『神保町シアター
100席のミニシアターで、書店街の地域振興に貢献されるとのことです。
子供たちが大好きな『ポケモン』や、小学館の出資作、旧作の特集上映等が予定されています。
特集プログラムとして「川本三郎 編映画の昭和雑貨店 こどもたちのいた風景」
昭和の日本映画の中から、評論家・川本三郎が選んだ10作品を、連日夜6時45分から1作品ずつ上映します。稲垣浩監督の『手をつなぐ子等』、久松静児監督の『つづり方兄妹』他です。

最近は、各地でいろいろな映画の楽しみ方を耳にするようになりました。
上映場所もさまざまです。

私もいろいろなカタチで映画を楽しみますが、映画というのは、その場のシチュエーションがとても大事だと思います。
それが全ての記憶となるのです。

書店街でいい本と出会ったあと、フラリ立ち寄ってみるのもいいかもしれませんね。
# by madargallery | 2007-07-11 12:34 | 映画のはなし

沖縄より

友人より、一通のメール。
今、沖縄!とのこと・・・
「楽しんじゃってまーす!」とカラフルなメールからしっかり伝わってきます(笑)
そこで、おきまりの一言。

「沖縄旅行、うらやまシーサー!」
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しっかり、リフレッシュしてきね!
# by madargallery | 2007-07-07 16:19 | 日々のこと

ユーリー・ククラチョフ

先日、ロシア旅行のお土産をいただきました。
一度は訪れてみたい国なので、大喜びです。
ロシアには興味深いものがたくさんあります。
歴史ある美術館やロシア児童文学、ボリショイ・バレエ団、ボリショイサーカス・・・
(ちなみに「ボリショイ」とはロシア語で「大きい」を意味するそうです。)

夏の恒例行事として、小学生の頃よく千駄ヶ谷にある東京体育館へ「ボリショイサーカス」を観に行きました。
鮮やかな衣装を纏ったアーティスト達が繰り広げるショーに目を奪われました。
そこへ道化師として登場する「ユーリー・ククラチョフ」

その中でも彼の存在は特別でした。

気まぐれで芸を仕込むのが難しいといわれる猫に、世界唯一、伸身倒立の大技などをさせることに成功したのです。
音楽やストーリーにのせてククラチョフ氏と猫たちが演技を披露するショーはただ驚くばかりでした。
ボリショイ時代、公園に捨てられていた猫を持ち帰り、15匹になったころ、サーカスで使ったらどうか?と思ったのがはじまりだったそうです。
猫に芸を仕込む秘伝はという質問に、
「仕込むというより、一緒に楽しむこと。プライドをくすぐるのがコツです。決して怒らない。怒ると、すねて一生言うことを聞かない。愛することが大切なんです」
と答えています。

50匹の猫を率いて88年に「世界でたったひとつのククラチョフの猫劇場」を発足。90年にはモスクワ市に専用劇場「Cat Theater」も設立し、日本、パリなど世界12カ国で海外公演をはじめられたところまでが私の知っている限り・・・。

その後の彼の近況が気になる今日この頃です。

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# by madargallery | 2007-07-06 22:56 | ART

リカ旅ブログ

女の子にとって、「リカちゃん」は永遠の憧れであり、アイドルではないでしょうか・・・
最近の気になるブログといえばこちら
『リカ旅ブログ』(笑)
サブタイトルも
「すてきなレディーになるために、世界を旅するブログです。」
これは見るしかありません!

小さい頃、父親が買ってきてくれた2代目リカちゃんが大好きでした。
お洋服や小物、キッチンやお家まで全て並べて遊んでいました。
会話したり、踊ったりと今考えれば少し怖いかもしれませんが、みんなこうして大きくなったのです。
リカちゃんも、髪の毛がボサボサになりながらもよく付き合ってくれたものです。

リカちゃんは私より、いいお洋服を着ていました。
幼い私は、自分と比べることもなく笑っていました。無邪気でした、あの頃は。

最近、ある番組で「リカちゃんの製造工程」をやっていました。
少々後悔をしました・・・
大きな機械から、リカちゃんの頭部がコロコロと生々しく転がってくるのです。
髪の毛を埋め込んだりと私にとっては衝撃映像でした。

しかし、目などは手描きなんですよ!
作り手の方のリカちゃんを大切にする思いが伝わってきました。
(と、まとめます。)

40周年のリカちゃん、バンザイ!
# by madargallery | 2007-07-04 13:02 | 日々のこと

『異人たちとの夏』

この季節になると必ず観たくなる作品の一つ『異人たちとの夏(1988)』
あの懐かしい映像が忘れられないのです・・・

中年のシナリオ・ライターが、幼い頃死んだはずの両親と再会する不思議な体験を描いた作品。
(第1回山本周五郎賞を受賞した山田太一の小説を、市川森一の脚色で大林宣彦が演出した異色作)

風間杜夫さん演じるシナリオ・ライターの原田英雄は妻子と別れ、マンションに一人孤独な毎日を送っていました。
ある日、原田は幼い頃に住んでいた浅草に出かけ、偶然、死んだはずの両親に会ってしまうのです。
落語を聞こうと立ち寄った寄席で、一人の客の後ろ姿が気にかかる原田。
そっと席を移動して、横顔を確認してみると、自分が12才の時に死んだはずの父親だったのです。
それも、死んだ時と同じ若い姿で。

そうそう、このシーン!

原田は、懐かしさのあまり、たびたび浅草の両親の家へ通うようになるのです。
同時に同じマンションに住む女性・桂(名取裕子さん)と愛し合うようになっていくが、両親との邂逅を繰り返すたび、原田の身体はなぜか衰弱していくのです。
実は、桂も異人(幽霊)だったのです・・・

亡き父、母との再びの別れのシーンは涙が止まりませんでした。

ちゃきちゃきの江戸っ子、父親役の片岡鶴太郎さんも存在感がありました。
また、秋吉久美子さんの母親役も懐かしいお母さんをしっかり演じられていました。
彼女の独特の雰囲気も最高ですね。
レトロさ漂う浅草の街の雰囲気も郷愁を感じます。

この映画を思い出す時、自分の子供の頃の記憶が懐かしくよみがえってくるのです。
扇風機の風、遠くで聞こえる盆踊りの音、蝉の声・・・そして夏の匂い。

本当に寂しくなった時、一番会いたくなる人って誰なんだろう・・・?
私は、「両親」だと思うのです。
人はそれを心の中でずっと願っているのでは・・・
大事なことを思い出させてくれる作品の一つです。
# by madargallery | 2007-07-04 01:30 | 映画のはなし

ディータ・ヴォン・ティース

ディータ・ヴォン・ティース(Dita Von Teese)写真展に行ってきました。
白い肌に黒髪、そして真っ赤な唇・・・
この圧倒的な存在感は凄いです!

バーレスクダンサー、ディータ・ヴォン・ティース。
バーレスクとは、19世紀末アメリカで登場したエンターテイメントショーのこと。
ストリップとは違って、煌びやかで美しいコスチュームを使用し“見せずに魅せる”ショーです。
ベルリンのキャバレーやパリのムーラン・ルージュ、日本のゲイシャ文化に共通する貴重で魅力的な大衆文化と言われています。

小さな頃から、踊りやファッションに興味を示していた彼女は1993年から20’sのストリップやミュージカルに触発されたバーレスクを自作自演で始め注目を集めました。
今では、ハイブランドのパーティー・イベントではオファーが殺到し、世界中からの注目が集まっています。
# by madargallery | 2007-07-01 01:35 | ART

そよ風


c0121933_23521321.jpgこの場所だけに、そよ風が…
# by madargallery | 2007-06-28 22:34 | 日々のこと

6月の雨の日のこと

フランス人女性ペーパーアーティスト、ジェラルディン・ゴンザレスのエキシビジョンに行ってきました。
場所は、南青山にある『メゾン ギャルリー・ヴィー』
白を基調としたリゾートスタイルのテラスカフェです。

一歩足を踏み入れると、優しい色のお花や小鳥・手袋やドレスのオブジェが空間に溶け込んでいて、そこにはフランスの女性らしい情緒豊かな世界が溢れていました。
最近では、ヴァン クリーフ&アーペルなどのウィンドーディスプレイを手がけているとのことです。

外は雨模様。店内には静かに音楽が流れます。
6月の雨の日のことでした・・・

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# by madargallery | 2007-06-26 17:12 | ART

でんきを消して、スローな夜を。

100万人のキャンドルナイト
2007年の夏至の日、8時から10時の2時間
みんなでいっせに、でんきを消しましょう。

ロウソクのひかりだけで、優しいキモチになれるのはなぜでしょう・・・

土曜日の夜、車をはしらせcafe-orimoへ・・・
この夜は、宮西亜以子さん写真展「square」とのコラボイベントで、より幻想的な空間となっていました。
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温かいチャイをいただき、帰宅後、我が家でもキャンドルを灯しました。
りんごのキャンドルの炎を、ただじっと眺めていました・・・
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でんきを消して、スローな夜を・・・
# by madargallery | 2007-06-23 23:43 | ART

お天気のいい

こんな日に、ふと立ち寄りたくなる場所があります。
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南青山にある、素敵なお花屋さん。
目の前に、異国のような景色が広がります・・・
# by madargallery | 2007-06-20 23:41 | ART

本との出会い

先日、おしゃれな古本屋でいい物と出会いました。
「文庫本葉書」です。

本を選ぶ時の基準として、好きな作家さんであったり、好きな装丁家であったり、話題の作品だったり・・・と人それぞれです。

ただ、こちらのお店では違いました。
茶色い紙袋には、自分の生まれた西暦の数字達が可愛らしく並んでいます。
中に入っている文庫本は開封するまで、秘密です。
(中には厳選された文庫本が入っているとのこと・・・)

普段出会うことのない、本に出会うことができるなんて・・・ステキ!こういうのアリですね。

ちなみに私の生まれた1972年。
『無関係な死・時の崖』 安部 公房 (著)

そして、栞にはこんなメッセージが・・・
「1972  川端康成が逗子市でガス自殺」

何とも奇妙な心境ですが、私はページをめくることにしました。

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# by madargallery | 2007-06-17 17:35 | ART


ART空間散歩人 しおざきまさこ の日々のこと

by madargallery
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Profile


ART空間散歩人
しおざきまさこ


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「ART空間散歩人」として、美術館や劇場をはじめ、素敵なART空間を散策し、自分なりの言葉で綴っています。
アート、映画、音楽が大好きです。

人と人とのつながりを大切に、緑溢れる公園・カフェ・美術館など様々な空間で、既存の枠にとらわれることなく自由な発想で芸術を楽しむ・・・
これからもそのような、空間をつくるお手伝いをしていきたいと思っています。そして、皆さんと楽しい時間を共有できたら嬉しいです。

また、刺繍作家・イラストレーターとして、日々創作活動を続けています。

どうぞよろしくお願いいたします。

ごあいさつ


・・・・・・・

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・・・・・・・


◇お世話になっています

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アートト・
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