指揮者の
西本智実さんです。
女性の指揮者ならではの気配り。長身で美しい容貌。するどい眼差し。女性用燕尾服がまたよく似合う・・・
熱狂的な女性ファンも多いということがよくわかります。
大阪出身の西本さんは、大阪音楽大学音楽学部作曲学科作曲専攻卒業。
その後、ロシア国立サンクトペテルブルク音楽院に留学。
28歳で指揮者として日本デビュー。29歳で期待される音楽家に贈られる「出光音楽賞」受賞。現在、ロシアを中心にヨーロッパで活躍しています。
雑誌『Newsweek JAPAN』において、世界が尊敬する日本人100人に選ばれています。
また、2007年よりダボス会議を主催する世界経済フォーラムのヤング・グローバルリーダーを務めていらっしゃる。
以前から「格好いいな・・・」と思っていましたが、ある番組でますます惚れ直しました。
2008年8月31日放送の『
-課外授業~ようこそ先輩~-』
テーマは「一歩踏み出す勇気」
西本さんが、母校の大阪府大阪市立大成小学校を訪れます。
子供たちにリズムを感じてもらうためにボールを使ってみたり、「白鳥の湖」のストーリーを考えてもらったりといつもとは少し違う西本さん。
「最後はオーケストラに向かって指揮をします!」
舞台は大阪音楽大学オペラハウス、オーケストラ総勢70人、演目はチャイコフスキー「白鳥の湖」。
そして、指揮者はもちろん6年生の子どもたち!
指揮台の高さ20cm。
緊張して、この上にあがることの出来なかった子供たちも頑張って指揮棒を振りました。
中には、振っていた指揮棒が飛んでしまった少年がいました。
西本さんは優しい目で「そのまま続けよう・・・」と合図しました。
終わったあとは、子供たちの感極まった涙につられて、涙ぐんでしまった私です。
きっと、この経験が子供たちの将来に「何かをやれたという自信」として生かされると思います。
・・・「一歩踏み出す勇気」。いい言葉ですね。
今日、『チャイコフスキー:交響曲第5番&第6番「悲愴」』のDVDが届きました。
秋の夜長にゆっくりと鑑賞したいと思います。