今年は、漫画の世界に新たなジャンルを確立した漫画家、近藤日出造さん生誕100周年にあたります。
先日、母と横浜・日本大通りにある
日本新聞博物館で開催されていた「風刺漫画の父・近藤日出造の世界展」へ行ってきました。
新聞紙面にわさびを効かせる風刺漫画。
近藤氏は戦後政界の混乱期を描いた漫画で、風刺漫画の第一人者としての地位を確固たるものにしました。
「日出さん」の愛称で親しまれた近藤氏は飾らない人柄で、歴代首相はじめ財政界人に多くのファンがいたとのことです。
会場には、母親世代の人たちがたくさん来ていて、懐かしそうに原画を眺めていました。
たくさんの原画からは、その時の政界の様子がよく伝わってきました。
当然、政治のことをよく理解していないと描けないわけですし、緊張感・責任感の中で描かれていたと思います。
56歳で日本漫画教会の初代理事長に就任、さまざまな賞を受賞されました。
没後30年近く過ぎた今でも、近藤氏の功績は高く評価されています。
近藤氏であれば、今の政界をどんな風に描かれたでしょうか。。。
鑑賞後2人で食事をしていた時、母がポツリと祖父の話を始めました。
新聞記者だった祖父は、退職してから近所の子供達を集め英語や書道を教えていました。
しつけには大変厳しかった祖父ですが、優しく勉強を指導をしてくれたことを覚えています。
「一緒に来られたら喜んだだろうな・・・」母の言葉が印象的です。
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INFOCUS AWARD 2008 のご案内
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2008年4月25日(金) ~ 6月8日(日)
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