BankART Studio NYK、神奈川県立青少年センターの会場で『第4回 大野一雄フェスティバル2007』が開催されました。
今年は、
大野一雄の代表作「ラ・アルヘンチーナ頌」が1977年に初演されて、30周年にあたります。
「ラ・アルヘンチーナ頌」関係のアーカイブ資料展示を行ったり、「ラ・アルヘンチーナ頌」に触発されて制作した公募作品をBankART Studio NYKにて連続上演されました。
ラ・アルヘンチーナ頌(しょう)について
「ラ・アルヘンチーナ頌」は、1977年有楽町第一生命ホールで土方巽演出により、大野一雄のソロ作品として初演されました。ラ・アルヘンチーナ(本名アントニア・メルセ) は、スペインの宮廷舞踊や民俗舞踊を革新し、新たなスタイルを創造した歴史的舞踊家です。1929年来日し、帝国劇場で公演したアルヘンチーナを見た大野一雄(当時22歳) は、半世紀を経て彼女を讃える作品を上演しました。この作品は1980年のナンシー演劇祭でも上演され、世界のダンス界に大きな衝撃をもって受け入れられました。
初演から1994年まで世界各地で119回の公演を重ねた、大野一雄の代表作です。
今後も『現代舞踊』について深く追求していきたいと思います。