世界を代表するフランスの現代美術作家、ボルタンスキー発案の展覧会
『
La Chai^ne -日仏現代美術交流展』に行きました。
連日の台風情報。覚悟して向かった桜木町では、ナント晴天!
人のココロとお天気はわからないものです。
フランスからは、ボルタンスキー推薦のAngelika Markul、Laurent Tixador & Abraham Poincheval等、気鋭の4作家が参加とのこと。
日本からは、パリ留学時ボルタンスキーに師事した松本春崇がセレクションした、田中功起、伊藤存、小林耕平、さわひらき、と松本本人による映像インスタレーション作品を観ることが出来るのです。
まずは
BankART1929へ。
1929ホールでのボルタンスキー本人による新作インスタレーション。
立ちすくんでしまいました。
真っ暗なホールには驚くべきものが・・・
次に、
BankART Studio NYK。
こちらでは、約2,100平米を使用してメッセージを伝えています。
中でも、ガブリエラ・フリードリスクドティール。
私は、目の前で進行する映像の前でしばらく立ち止まりました。
映像からのメッセージを必死に受け止めようとする私がそこにいました。
どうやら、本当に迷宮の世界に入ってしまった・・・
帰宅後も、消化しきれない気持ちが続きました。
だいたいは鑑賞後、自分の中で感想や答えが出るのですが、今回は難解です。
答えを出そうという気持ちを捨て、今抱えている余韻が答えなのかもしれません。
ふと外へ目をやると、暗い空には、強い風が吹いていました。