青山のギャラリーショップ「
display」で開催されている『NADIA WITH WHITE』
ここ「display」は小さな空間ではありますが、一歩足を踏み入れると何かが始まりそうな緊張感を感じました。
写真家・沢渡朔氏がイタリア人モデル「ナディア」を被写体に1年半かけて撮影した作品を集めた写真集『NADIA』。
(沢渡氏といえば、女性を題材にした作品が有名ですが、中でも「少女アリス」が印象的。
モデルのサマンサは本当に「不思議の国のアリス」の世界から出てきたようです。)
『NADIA』は、時を超えた今でも、さまざまなクリエイターに影響を与えています。
ギャラリーでは、『NADIA』からINSPIREされた「白い世界」を見事に表現していました。
ただ、どうしても言葉という手段で表現するのは難しいのです・・・
『NADIA』は沢渡美学の出発点であり到達点ということを聞いたことがあります。
写真の背景にはいろいろな想いがあり、「自由」であることの難しさというか、厳しさというか・・・
「僕には写真を撮るしかない」
沢渡氏の言葉です。素晴らしい生き方です。