先日、おしゃれな古本屋でいい物と出会いました。
「文庫本葉書」です。
本を選ぶ時の基準として、好きな作家さんであったり、好きな装丁家であったり、話題の作品だったり・・・と人それぞれです。
ただ、こちらのお店では違いました。
茶色い紙袋には、自分の生まれた西暦の数字達が可愛らしく並んでいます。
中に入っている文庫本は開封するまで、秘密です。
(中には厳選された文庫本が入っているとのこと・・・)
普段出会うことのない、本に出会うことができるなんて・・・ステキ!こういうのアリですね。
ちなみに私の生まれた1972年。
『無関係な死・時の崖』 安部 公房 (著)
そして、栞にはこんなメッセージが・・・
「1972 川端康成が逗子市でガス自殺」
何とも奇妙な心境ですが、私はページをめくることにしました。