


失った祖国、失いたくない恋。舞台は1968年夏のチェコスロヴァキア。
“プラハの春”を謳歌していたのどかな時代。
女子学生テレザ、ブギナ、ユルチャは高校卒業を控え、燃えるような恋に憧れていました。
垢抜けた彼女たちは学校の人気者。しかし、言い寄ってくるクラスメートの男の子たちは幼稚で全く相手になりません。
その頃、社会主義体制に反対し、アメリカへ亡命を夢見る若い兵士シモン、ボブ、エイモンが軍を脱走し町へ逃げてきました。
偶然出会ったテレザは、一目でシモンと恋におちて・・・。
映画『プラハ!』は、チェコ人なら誰もが胸にある“プラハの春”への追憶を自由への憧れの中に描きました。60年代を代表するポップスの名曲が並んだサントラCDや関連本も大ヒット。舞台版ミュージカルまで上演されるなど、社会現象にもなった伝説の作品です。
レトロでスタイリッシュなチェコデザイン。
また美しい楽曲『Stin katedral』も印象的です。