銀座メゾンエルメス フォーラムで開催された
「あなたの存在に対する形容詞」ミルチャ・カントル展へ。
パリを拠点に制作を続けるアーティスト、ミルチャ・カントルの展覧会。
日本での初個展となる「あなたの存在に対する形容詞」は、銀座メゾンエルメスのガラスブロックの「透明性」に着想を得た新作だそうです。
映像作品では、人々が透明なプラカードを持って行進する姿に「透明な主張」そして「今の時代」を感じました。
そして、ミルチャ・カントルはこう語っています。
「形容詞」とは
人生においてもっと使われるべきものです
人間が交流する その質によって
定められるものなのです来場者の存在によって作動する作品「風はあなた?」「呼吸を分かつもの」
扉に設置された仕掛けで、室内に吊るされたウィンドチャイムが響きます。
透明なガラスでできた屏風に白い指紋の有刺鉄線。
静寂や響きあう鐘の音から感じる「人の存在」
また、銀座メゾンエルメスのウィンドウディスプレイ。
2018年のテーマは「演じる。遊ぶ。プレイフルな人生!」です。
自由な遊び心をいっぱいに受けて大きくなったペンが、真っ白な紙から飛び出してくるところからはじまる作品は、ル・ジャンティ・ギャルソンの「スーパーいたずらペン」
私達を「どこか知らない場所」へ連れて行ってくれます。
最後に、エルメスが提案する現代的女性像の考察をテーマとし、シネマ(映画)的設定の観客参加型の展覧会
「彼女と。」この展覧会から生まれたもう一つの別の物語が、小説「彼女と」
小説家の朝吹真理子さんは、どこまでも自由でしなやかで、内なる輝きをもつ女性「アカリ」を丁寧に描きました。
各章の扉には、憧れの写真家・
米田知子さんの写真が添えられています。
「あなたの存在に対する形容詞」あなたはどのように世界と関わりますか?