フランスの映像作家Vincent Moonと、写真家で作家のPriscilla Telmonの2人が織り成す映像と音楽の美しい融合。
週末は、
横浜フランス月間2018 オープニングパフォーマンス
Vincent Moon & Priscilla Telmon ライブシネマへ。
彼らによるライブシネマは、世界各地を旅して記録した映像と音源を、その場で即興で編集しながら紡いでいきます。
またその日は、音響設計の
WHITELIGHTとのスペシャルコラボレーションとなりました。
会場となった空間は、横浜にある
象の鼻テラス。
開港当時から異文化と日本文化がこの土地で出会ってきたように、象の鼻テラスは、さまざまな人や文化が出会い、繋がり、新たな文化を生む場所を目指し、アート、パフォーミングアーツ、音楽など多ジャンルの文化プログラムを随時開催しています。
大きな窓から光が差し込む空間。
目の前に広がる芝生や海や空は、ここ横浜ならではの最高のロケーションです。
この日の偶然の出会いを通して、その瞬間にしか生まれない作品。
映画の枠にとどまらない、一夜限りの特別な映画体験となりました。
彼らは、この空間を「船」と表現。
そして出航のメッセージと共に、スクリーンにはモノクロの大海原が映し出されました。
訪れる地域で継承されてきた知恵と神秘の世界。
今までにない体験でした。
上映後のアーティストトークでは彼らの「伝えたい・届けたい」という強い気持ちがよく伝わってきました。
また、私たちオーディエンスから「静」を感じ、それを音楽で表現されたとか。
もっともっとたくさんの人々と繋がり、新しい世界へ。
作品や感動を「共有」していくことへの寛大な心も感じられました。
現在、2019年の実施を目指し、日本における魂を震わせる表現を記録する旅、
HIBIKIプロジェクトの準備を進めているそうです。