青空が広がる週末は、ART空間散歩日和。
軽やかな気分でスタートです。
まずは、東京都港区にある
草月会館の2階に位置するカフェ『
CONNEL COFFEE』へ。
日本の近代建築を牽引した建築家・丹下健三氏により1977年に竣工された草月会館。
イサム・ノグチ氏が手がけた石庭への眺望が美しいことなどでも知られています。
カフェはデザインオフィス
nendoが運営母体となっており、様々な工夫が盛り込まれています。
ネーミングの由来は、様々な人たちとの有機的なコラボレーションを行っていきたいとの思いから「connel」(=様々な要素を「こねる」)で『CONNEL COFFEE』とされたそうです。
なるほど☆
・・・てくてく歩く。
久しぶりの
オーバカナル紀尾井町店。
そして、夜景も美しい
東京ガーデンテラス紀尾井町。
・・・てくてく歩く。
仕立て屋のサーカス 『シャビの恋』からスタートした2017年。
『ゴッホ ~最期の手紙~』『アジェのインスピレーション ひきつがれる精神 』からスタートした2018年。
その展覧会でのマン・レイの作品に、マルセル・デュシャン(1916 ゼラチン・シルバー・プリント)がありました。
「アンフラマンス」
その作品を前に、この言葉を思い出しました。
フランスの美術家、マルセル・デュシャンが考案した「アンフラマンス」
『はかりきれない世界の単位』では、現実と非現実の境界の薄さを測る単位として紹介されています。
デュシャンは人が席を立ったあとに残る温もりをアンフラマンスだとしています。誰かが「いる」状態から、その痕跡が完全に消えた「不在」の状態へ移行する間には、その人の微かな体温のみが存在する境界域があるからです。これにならえば、夜が明けてなお早朝の空に消え残る月もまた、アンフラマンスと言えるでしょう。DIC川村記念美術館 「静寂と色彩 : 月光のアンフラマンス」展覧会概要より「ある状態が異なる状態へ移行するときに生まれる微妙な境界域」
そこにある大切なこと。
それらを感じとれるような一年でありたいと思っています。