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『フリーダ・カーロの遺品 - 石内都、織るように』



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「私は決して夢は描かなかった。
私は自分自身のリアリティを描いた」


シアター・イメージフォーラムで上映中の
『フリーダ・カーロの遺品 - 石内都、織るように』
死後50年を経て姿を現したフリーダ・カーロの遺品
写真家・石内都のまなざしは、画家であった“ひとりの女性”の姿を写しだす
時空を超えて2人の女性が交差する、「記録」と「記憶」を巡るドキュメンタリー

メキシコを代表する女性画家、フリーダ・カーロ。
この作品では、今までとは違った彼女の姿を知ることができました。
それは「本当の強さ」です。

フリーダのアイデンティティを支えた伝統衣装やアクセサリー。
痛みを想像させるコルセットや医薬品等、膨大な数の遺品を撮影する石内さんの隣には、笑顔のフリーダの姿を感じました。

作品は、祖母から母、娘へと受け継がれていく民族衣装や心についても丁寧に描かれています。

生と死が同居するメキシコ。
色鮮やかで情熱的であると同時に、優しい風や柔らかな光も印象的。
磯端氏の繊細な音楽や、刺繍の針を刺す音。
美しい映像。事実を受け止めることができる作品との距離感。

47歳の若さで亡くなったフリーダは、次の言葉を残してこの世を去りました。
「出口が喜びに満ちているといい。私は戻りたくない」

小谷監督の想い。
「死と再生の物語」
私には、しっかりと届きました。



・・・

ドキュメンタリー映画
『フリーダ・カーロの遺品 - 石内都、織るように』公式サイト
http://legacy-frida.info/

・・・






【追記】

ブログを読んでいただき、
「映画を受け止めていただき嬉しいです」との有難いお言葉。
小谷忠典監督、ありがとうございました。

また『フリーダ・カーロの遺品』のオリジナルサウンドトラックも印象的です。
正体不明の不安や怒り、そして悲しみ。
気持ちのよい秋風を感じ、流れる音楽に寄り添ってみる。
不思議と緊張していた気持ちがやわらかくなり、
優しい表情になっていきました。

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by madargallery | 2015-08-16 23:25 | 映画のはなし
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