9月に代官山ヒルサイドフォーラムにて開催された「バーニー・フュークス展~アメリカの感性と魂~」
ノーマン・ロックウェルの再来ともいわれたバーニー・フュークス。
日曜美術館でもアメリカ・イラスト界のトップ・ランナーとして絶大な人気を誇った彼の知られざる傑作を紹介してくれました。
人気を不動のものにしたスポーツイラストの世界も素敵ですが、
私は、彼が描いた“もうひとつのアメリカ”が印象に残りました。
ジョセフィン・ベーカーの少女時代をモデルにした絵本「ラグタイム・タンピー」
どんな暮らしの中でも夢みることを忘れなかった少女の物語。
とても生き生きとした表情が描かれています。
優しい光が印象的なこの一冊。
そして人種差別を決して許さなかった彼の静かなる主張がよく伝わってきます。
バーニー・フュークスについて嬉しそうに語っていた私宛に、アメリカから一冊の書籍が届きました。
なんと「ラグタイム・タンピー」ではないですか!
日本で入手困難だったものを、わざわざお手配してくださったとは・・・。
本当にありがとうございました。
私にとって、とても大切な一冊となりました。