東京国立近代美術館フィルムセンターへ行ってきました。
現在
『赤松陽構造と映画タイトルデザインの世界』が開催中です。
上映が始まり題名の文字がスクリーンに現われる瞬間、何を感じますか?
「赤松陽構造と映画タイトルデザインの世界」では、現代の映画タイトルデザイン界の第一人者である赤松陽構造氏の業績を紹介するとともに、無声映画時代から華やかな字体で映画を彩ってきた日本のタイトルデザインの歴史についても解説しています。
東京裁判(1983年、小林正樹監督)のタイトルで大きく注目された赤松氏。
その後も、ウォーターボーイズ(2001年、矢口史靖監督)、横道世之介(2013年、沖田修一監督)等、400以上の作品にタイトルを提供してこられました。
また、2013NHK大河ドラマ「八重の桜」のタイトルも手掛けられたそうです。
映画は総合芸術といわれますが、まさに『映画文字の芸術』
どんな映画も、題名とともに私たちの記憶に刻まれてゆきます。
赤松氏のHPに綴られている言葉。
『作品の心を題字で表現します。』
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赤松陽構造
あかまつ・ひこぞう
1948年、東京都中野区生まれ。1969年に急逝した父親の跡を継いで映画タイトルデザインの仕事を始めてから、現在までに400以上の作品を担当、現代日本の映画タイトルを代表するデザイナーとなる。日本タイポグラフィ協会会員。第66回毎日映画コンクール特別賞、文化庁映画賞[映画功労部門]を受賞(いずれも2012年)。
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