道化師 香山ひまわりさんの東京初のソロ公演 ひとり道化芝居 「おばあちゃんの秘密」を観に行ってきました。
プーク人形劇場は、人形劇団プーク創立40周年を記念して、1971年に建設されました。
新宿南口から徒歩6分の場所にある、歴史が刻まれた建物の壁面が印象的です。
地下に降りると、まず目に飛び込んでくるのは外国の劇場のような緞帳。
温かい劇場空間が広がります。
香山ひまわりさんは、モンゴル国立サーカス、沢入国際サーカス学校に学び、ボリショイサーカスに出演、キグレサーカスでの国内巡業、退団後、フリーランスで舞台を創られています。
一輪車やバランスの曲芸、パントマイム等素晴らしい芸を披露してくれる笑顔が素敵な女性。
深山真里さんの生演奏にあわせ、笑顔で演じるひまわりさんの空間に、私には確かにいろいろなものが見えました。
ひまわりさんのHPにこう綴られています。
「悲劇も見方を変えたら喜劇に変わる」「思うようにいかないことが人生の宝物」学生のとき初めて道化師の世界観に触れたとき、今までにないような興奮を感じたことを覚えています。
小さな頃、よく母に連れて行ってもらった劇団飛行船や人形劇。
あの頃の思い出がよみがえります。
その記憶が今の私の物の感じ方、考え方を育んでいるのであれば、甥っ子や姪っ子にもこの世界のよいものをたくさん伝えていきたいと思います。
そして、この素晴らしい公演の宣伝美術を手掛けられた
yardの北村さん。
舞台とともに印象に残る作品でした。