先日、中里和人展「鵜の木のグリム」に行ってきました。
会期中に開催されたスライドトークショー&路上幻燈会。前から楽しみにしていたんです。
場所は大田区鵜の木にある
Hasu no hana CAFE。
写真家で東京造形大学教授でもある
中里氏が写真画集「 グリム 」刊行を記念して開催されたイベントです。
美しく、怖く、愉快な路上アートが、中里氏の手によって素晴らしい手描き看板絵写真画集になりました。
会場でもあるHasu no hana CAFEさんは長屋古民家を改装したギャラリーカフェ。
吹抜けの店内には、ポカリとハウスが浮かんでいます。ちょっとビックリ。
でも、とても居心地が良いギャラリーカフェです。
<路上幻燈会>
江戸時代の末、欧州から渡来し、江戸の職人が創作した
マジックランタン・幻燈〈写し絵〉。
復刻した江戸の幻燈機(風呂)をぶら下げ、街の闇溜まりに映像を
映し、夜の路地裏を劇場へと変身させます。
「路上幻燈会」という言葉に、迷わず参加予約をしました。
鵜の木の夜の路地裏、中里氏のあとを参加された皆さんがついて行きます(ぞろぞろ・・・笑)。
まるで、少年少女に戻ったかのよう。
壁や木、洋服や傘など、さまざまなものに映し出された映像はとっても幻想的でした。
幻燈機、私も貸していただきましたよ!貴重な体験をありがとうございます。
中里氏によるカフェでのトークショーも本当に楽しかったです。
写真の新しい楽しみ方を教わったと同時に、
懐かしく、そして夢を見ているような不思議な感じに包まれたひとときでした。