先日、騎馬スペクタクル「
ジンガロ」に行ってきました。
1月24日からスタートしたジンガロ日本公演も、いよいよ明日が最終日。
開催場所は木場公園。その中にあるジンガロ特設シアターです。
本拠地・フランスと同じ生活環境での公演スタイルから、来日公演は不可能といわれていたジンガロ。
2005年の来日公演から、再び日本で幕を開けました!
夕方になり、シアター付近は「何かが始まる・・・」という感情と、異国の地のような、そんな空気と匂いに包まれていました。
騎馬オペラの主役は馬。
薄暗い直径20メートルの円形舞台に鍛え抜かれた白い馬たちが幻想的に現れました。
天井から静かに流れ落ちる水は生々流転の象徴。青い光の中に佇む馬たち。
もう目の前は違う世界です。
最新作『BATTUTA バトゥータ』は遊牧民をテーマにした新作。
ルーマニアの2つの楽団の生演奏にのせて繰り広げられました。
結婚式の儀式を生演奏で盛り上げるのはロマ民族の風習だそうです。
荒くれ男たちと馬、駆け抜ける馬上の純白のドレスをまとった花嫁、暴走する馬車・・・馬とともに、走り、跳び、逆立ち、そして踊る。
走る 走る 走る
私は、その迫力に息を呑み、その動きを目で追いかけました。
鍛え抜かれた馬の美しさに感動し、ジプシー音楽に酔いながら遊牧民の魂を感じさせてもらいました。
馬が演じるサーカスとは異なる芸術の世界。
それを実現したバルタバス氏に改めて拍手を!