今年最初の「アート巡り」は、越中谷紅美(えっちゅうやくみ)さんの作品展でした。
越中谷さんは、長野で農業生活に従事しながら、これまで様々な国々を訪れています。
そこで出会った人々とワークシェアをする作品を作成してきた作家さんなのです。
開催場所は南青山の
スパイラル。
会場には、巨大な風車(かざぐるま)が展示してありました。
私がスパイラルをお気に入りの理由としてあげられるのは、開放的な空間。
窓から光が差し込む、エスプラナード入口。
そこで巨大な風車は圧倒的な存在感を示していました。
今回の展示は、越中谷さんが2005年度より、タイ・スリランカ・インドネシアの子供たちと共に、作成してきた"風車(かざぐるま)"の風力で稼動する『架空の農園』をつくりこの風車で空を飛んだり、ロボットと共に農業に勤しむ人々が映像で投影されています。
とても気持ちのよい作品です。
『子供は、すなわち「未来」を、風力発電は「地球環境にいい事」を示し、この両者を合わせて「幸せな風(ハッピーな風)」をもたらそうというのどかなものなのである』
越中谷さんは語っています。
アートを楽しむ。
アートから伝わる想いを多くの人と共有する・・・
これってアートに関わる人間として、本当に大切なことかもしれません。
タイトルにあるように気持ちのいい風が吹き抜けた午後。
Happy Wind Project ~go happy~
今年の「アート巡り」のスタートに相応しい展覧会でした。