まだ、お正月気分が抜けない私です(苦笑)
お正月と言えば、お年玉。今日は「ぽちぶくろ」の話です。
江戸時代から、ほんのこころ付けとして使われてきたぽちぶくろ。
ぽちぶくろの「ぽち」は「これっぽっち」からきているそうです。
なるほど・・・。
小さな袋に感謝の気持ちを入れて渡す・・・素晴らしい文化です。
神楽坂に「ぽちぶくろ組合」という組合があるのをご存知でしょうか?
ぽちぶくろの魅力を伝えよう、残そうと思っている方の集まりだそうです。
「ぽちぶくろ十箇条」というユニークなものがあるそうなので、ご紹介させていただきます。
ぽちぶくろ十箇条 -わたす心得、もらう心得-
わたす立場
一、渡す相手によって、好む図柄を用いるべし
一、袋の中身の額を気にやむより、渡し方に気を使うべし
一、恩をうったり、くどくど説明したりするべからず
一、けっして目上の人には、渡すべからず
一、切手を貼ってもよいが、ポストに入れるべからず
もらう立場
一、ぽちとの出会いは、一期一会と思うべし
一、図案の善し悪しを鑑賞するべし
一、中身の大小にガッカリするべからず
一、何が出てきても驚くべからず
一、相手の胸のうちを想像すべし
子供の頃は、お正月に親戚一同が集まるのが我が家の恒例行事でした。
毎年お年玉をくれた伯父・伯母に本当に感謝します♪
今考えると何もしないで、お金をもらっていたなんていいのかな・・・(笑)
立場は逆になりましたが、渡す自分もちょっとウレシイかも♪
昨年、おかきの赤坂柿山さんが江戸刷り物の「いせ辰」さんとコラボレーションした、日本橋三越店限定の商品がありました。お世話になった方に贈りたくて買いに行ったのですが、「ぽちぶくろ」に入ったおかきに日本の「粋」を感じたことを覚えています。
大掃除・おせちの準備などなど毎年慌しい年末年始ですが、日本の文化を楽しめるお正月って本当に大事なのかもしれませんね。