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原作を読む~ヴィヨンの妻~

10月に青森県五所川原市金木町にある、太宰治記念館「斜陽館」に行ってきました。
太宰治 生誕100年。根岸吉太郎監督、松たか子、浅野忠信ほか出演で上映された「ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~」
ちょうどよいタイミングで、「斜陽館」を見学することができました。
かっこいい風貌や、具体的で上質な日本語の宝庫で熱狂的なファンが多い太宰治。
私は代表的な作品しか読んだことがありません。これはいい機会と「ヴィヨンの妻」を購入しました。

「斜陽館」は、明治の大地主、津島源右衛門(太宰治の父)の手で建設された入母屋作りの建物は、明治40年、米蔵にいたるまで日本三大美林のヒバを使い造られたそうです。
迷子になるほど、本当に立派な建物でした。
それなのに太宰はこの家を「苦悩の年鑑」の中で「この父はひどく大きい家を建てたものだ。風情も何もないただ大きいのである」と書いています。

「ヴィヨンの妻」を読んで、どうしようもないけれど、どこか憎みきれない夫に対して、強く明るく生きる妻佐知に拍手を送りたいと思いました。
現代のどこか他力本願的な時代に、佐知のような生き方が大切なような気がしました。

9月には津軽鉄道芦野公園駅プラットホームを特設舞台にした演劇「津軽」が上演されたとのこと。
こちらも行きたかったな~。

日本文学を改めて見直そうと思いました。
by madargallery | 2009-11-29 15:15 | 映画のはなし

原作を読む~ゼロの焦点~

今現在、大ヒット上映中の『ゼロの焦点』。
本で読んでみようと思い早速購入しました。
松本清張生誕100周年ということで、テレビや映画で話題となっていますね。
私は母がサスペンス好きということもあり、その影響からか、松本清張の作品はほとんど観ています。先日放送された「点と線」。2度目だというのに、また観てしまいました・・・(笑)
ただ、本を手にすることは初めてなのです。

「ゼロの焦点」は、雑誌「宝石」誌上に連載されて絶賛を博した松本清張の社会派長編ミステリーの代表作です。
新婚7日目に金沢へ出張、そのまま消息を絶った広告マンの夫の足どりを追って、妻の禎子は北陸を舞台に1人捜査に乗り出すというストーリー。
戦後の混乱期の男女の愛憎が見事に描かれています。

正直なところ、映画に出演する女優さんの顔がチラホラとして、作品に集中出来なかった部分もあったりしました。
また、戦後の混乱をテーマにした「人間の証明」や、その時代をたくましく生き抜く「肉体の門」の映像が浮かびました。

本を読み終わって、感じたこと。
「生きることへの執着」です。
執着・・・という言葉は、あまりいい感じはしませんが、この時代の女性たちに対しては「頑張る」とか「大切」とか、そんな言い方では表現しきれないのです。

なぜ、彼女たちはそこまで強く生きようと思ったのか?

もしかしたら、この時代にこの作品を上映するということは、現代人に対してのメッセージなのかもしれません。
by madargallery | 2009-11-22 15:32 | 映画のはなし

お茶と恋唄

先日、銀座のギャラリーSTAGE-1で開催されたイベント「お茶と恋唄」に行ってきました。
CINEMANIAでお世話になった上枝さん、佐藤さんも参加されていらっしゃって楽しみにしていました。
「お茶と恋唄」なんだか素敵な響きです。
会場には、かわいいエプロンをした奥様たちが、紅茶を振舞っていました。
佐藤さんは、マスターのような服装がよく似合っていました。
その展示にあわせたファッションで楽しませてくれる・・・それって本当に大切だと思いますし、本当にお洒落!

今回のテーマは、大人版「不思議の国のアリス」を思わせるような企画だったのですが、アリスといえば、先日こんな話を聞きました。

金髪で、水色のワンピース、そしてストライプのタイツ。。。これは私のアリスに対するイメージです。

そのアリスの姿を日本で初めて公の媒体で描いたのは、意外にも日本画家の川端龍子(りゅうし)【明治18年(1885)~昭和41年(1966)】だったというのです。
「日本画の型を破る」「奇抜」のイメージが強いのですが、大画面の超大作を次々と生み出したことでも有名です。
1907年発売の「少女の友」に当時西洋画で身をたてようとしていた龍子が手がけたそうです。
ちょっと驚きの話でした。
画像がないので残念ですが、ちょっとやつれている姿のアリスです。面白いです。
でも当時としては、洋装姿で洋名のヒロインはきっと時代の最先端で、少女達をワクワクさせたんだろうな~。
by madargallery | 2009-11-14 14:58 | ART

入部

永谷園生姜部」に入部しています。
活動内容は、生姜について学び健康になること!そして、生姜の可能性を追求する!(笑)
このサイトは「うららケア」の活動を通じて出会いました。

私は永谷園の「冷え知らず」さんの生姜シリーズが好きで、お弁当のお供によくいただきます。美味しいし、温まるので気に入っています。
生姜好きでチューブ入り生姜を持ち歩いていたこともありました。お湯や紅茶に入れて飲む為です。
変なのかと思っていましたら、ある女優さんも同じ事をしていたので安心しました。
ランカスターのジンジャーティーも好きです。

生姜は美容や健康にとっても良いと言われています。
皆さんも是非お試しくださいね。
by madargallery | 2009-11-08 16:45 | 日々のこと

秋の神楽坂へ ~古知屋恵子 木版画展~

秋らしい気持ちのよい日。
お世話になっている神楽坂 漢方 有恒薬局さん(・・・今回は、神楽坂 ギャラリー遊さんといいましょうか^^)へ行ってきました。
楽しみにしていた、古知屋恵子さんの木版画展に行ってきました。

古知屋恵子さんとは?
先月のブログにも記載させていただきましたが、大好きな版画アーティストです。
人をテーマにして、モダンでストーリーのある作品を制作されています。
「こんにちは~」
到着してすぐ目に飛び込んできた作品の数々。ずらり並んだ額入り作品、ポストカード、絵本、スタンプ。
そして嬉しかったのは、ご本人がいらっしゃったこと。
絵のように優しい女性でした。

いただいたミニ新聞「こっちい画報」は、小さく丁寧な文字で今回の個展のことを綴られていました。そしてこんな話題も・・・

「若い時に思いついた作品・絵本でも『もう少し年を重ねて経験を経てから』と私の中で熟成させていたものも少しずつ作品にしていけたらと思っています。」

ますますのご活躍応援しています。
そして古知屋ワールドを楽しませていただきたいと思っています。

芸術の秋らしい1日でした。今度はゆっくり散策もしてみたいです。




『古知屋恵子 木版画展』

2009.10.29(木)~11.3(祝・火)会期中無休
12:00~18:00 最終日は16:00まで

開催場所 : 神楽坂 ギャラリー遊 (神楽坂 漢方 有恒薬局内)
住所:新宿区矢来町112-5
TEL:03-3266-1955
東京メトロ東西線神楽坂駅 徒歩1分/都営地下鉄大江戸線牛込神楽坂駅 徒歩7分
東京メトロ飯田橋駅B3出口より 徒歩13分/JR飯田橋駅西口 徒歩15分


by madargallery | 2009-11-01 10:42 | ART


しおざき まさこ の日々のこと

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ART空間散歩人
しおざき まさこ


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「ART空間散歩人」として、美術館や劇場をはじめ、素敵なART空間を散策し、自分なりの言葉で綴っています。
アート、映画、音楽が大好きです。

人と人とのつながりを大切に、緑溢れる公園・カフェ・美術館など様々な空間で、既存の枠にとらわれることなく自由な発想で芸術を楽しむ⋯
これからもそのような、空間をつくるお手伝いをしていきたいと思っています。そして、皆さんと楽しい時間を共有できたら嬉しいです。

また、刺繍作家・イラストレーターとして、日々創作活動を続けています。

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