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『スパングリッシュ』

邦題:『スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと』

シンプルなストーリーですが、心地よい余韻を残してくれる映画でした。
カリフォルニアの眩い太陽の光を感じられる・・・そんな作品でもあります。
機内で観た作品なんですが、すっかり釘付けになり繰り返し観た記憶があります。

愛する娘の将来を考え、母国メキシコからより良い暮らしを求めてにロサンゼルスに移り住んだシングルマザー・フロール(パズ・ヴァガ)がアメリカで直面する言葉の奮闘記を描いた作品です。
アメリカはあらゆる人種が集まる移民の国なので、このようなテーマは数多く取り上げていますね。
裕福なクランスキー家のハウスキーパーをすることになった彼女。
そこには表向きは幸せそうだが、実際は今にも壊れそうな家庭がありました。
母と娘、通じない言葉、通じない心、また母として生きる女と女とし生きる母の立場に戸惑い迷う様子がよく描かれています。

バズ・ヴェガ・・・本当に美しい女性ですね。目で言葉を語る女性というか・・・

ちなみにタイトルのスパングリッシュ(Spanglish)は『スパニッシュ・イングリッシュ。』
アメリカで暮らすラテン系の人々が話す、スペイン語と英語の混成語のことです。



こちらは私事ですが・・・
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しおざきまさこ展 『PEOPLE』 in Second Life
2007年8月6日(月)~2007年8月31日(金)

ネット上の3次元仮想世界「セカンドライフ」内で、個展を開催中です。
モノクロならではの濃淡のある線のイラストレーションをお楽しみください。
ご来場いただいたお客様には、無料『PEOPLE』Tシャツ配布中です!
セカンドライフについて詳しくは公式サイトへ。



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by madargallery | 2007-08-28 01:24 | 映画のはなし

『オズの魔法使い』

『オズの魔法使い』を観ました。
皆さんご存知の児童文学ですね。
ヴィクター・フレミング監督、ジュディ・ガーランド主演のこのミュージカル映画。
挿入歌『虹の彼方に』(Over the Rainbow)は名曲です。
この映画、忘れられないシーンがあります。初めて観た時は、衝撃的でした。

アメリカ・カンザス州に暮らす少女ドロシーは竜巻に家ごと巻き込まれて、飼い犬のトトと共に不思議な「オズの国」へと飛ばされてしまうのですが、家のドアを開けて外に一歩出ると・・・

セピア色で始まったこの映画。この場面から、ガラリとカラー映画に転換するのです!

この作品は、テクニカラーを採用しています。
テクニカラーとは、世界で初めて三色法によるカラー映画の実用化に成功した企業のこと。このことから三色法のことをテクニカラーと通称することもあります。
三色法が採用された初期の作品では他に『風と共に去りぬ』があります。

技術あってのことなんですが、これは最高のアイディアですよね。
最近では、技術的にも優れている作品がたくさんありますが、昔の映画のこういう発想がいいです。ちょっと、仕掛けがわかってしまうくらいの、そんな作品が好きです。

知人に聞いた話ですが、『オズの魔法使い』は児童文学であると同時に、19世紀末のアメリカ経済に関する寓話とも解釈されることがあるそうなんです。
(原作者ライマン・フランク・ボーム自身は、この作品の政治的解釈については、否定も肯定もしていません。)

この物語をそのまま楽しんできた私にとっては、素直な気持ちのままで記憶に残していきたいですね。
by madargallery | 2007-08-24 01:37 | 映画のはなし

きいちのぬりえ

先日、久しぶりに伯母から連絡がありました。
その声はとても元気そうでした。

叔母は昨年の春頃体調を崩し、自宅療養をしていました。
その時のお見舞いとして「きいちのぬりえ」本をプレゼントしたのです。
ぬりえは、脳の全体を活性化し、ストレス解消にもなるとも言われています。
・・・ただ、何か夢中になって欲しかったのです。

丁度その頃巷では「ぬりえ」がブームになっていました。
書店では、「ぬりえ」本がずらり・・・
あまり力を入れず、懐かしさを感じながら楽しんでもらえると思い選んだのは「きいちのぬりえ」でした。
私も「ぬりえ」の世界に魅力を感じ、そして見つけた「ぬりえ美術館

荒川区唯一の美術館である「ぬりえ美術館」は、日本唯一の「ぬりえ」の美術館でもあります。館長の金子マサさんは、「きいちのぬりえ」で有名な蔦谷喜一さんの姪にあたるそうです。
ぬりえを文化として保存するために、美術館を開館されたとのことです。

私は「ぬりえ」は日本画の一つの系譜だと思います。
「ぬりえ」特有の輪郭線。
日本の絵には輪郭線があって外国のものには輪郭線が少ない気がするのは気のせいでしょうか・・・
江戸の頃、かの葛飾北斎はこの両者を比較する際に「線」とか「輪郭」とかいう言葉ではなく、「隈取」という言葉を用いて表現していました。
一本の線から一つの絵が完成するというという芸術。改めてすごいと感じます。

また「ぬりえ」は日本だけでなく、世界にもあることが分かりました。
芸術に対する想いは世界共通なんですね。

今ではすっかり笑顔を取り戻した伯母。
これからも元気でいてくださいね。
by madargallery | 2007-08-23 14:07 | ART

適正飲酒の大切さを訴える「モデレーションブック」

昨日、サントリーにお願いをしてあった「モデレーションブック」が届きました。
とても興味があり、過去にも送っていただいたことがありました。

モデレーションとは、「ほどほど」あるいは「中庸」という意味で、欧米で「適正飲酒」を指す時にも使われる言葉です。

サントリーでは、適正飲酒の大切さを訴える新聞広告を「モデレーション広告」と名付けているのです。
酒類メーカーが、こういうテーマを世の中に発信するということは本当に難しいことだと思います。
1986年から開始し、これまでに様々なテーマでメッセージを発信してきました。
モデレーション広告のこれまでのテーマは、時代にあわせてテーマを設定されています。
“適量”“飲みすぎ注意”“空腹と飲酒”“休肝日”など、自分の健康を守り、酒と長くつきあおうということ。
また“酒量”に関するテーマだけでなく、“飲んではいけない人”“してはいけない飲み方”へと対象をひろげています。
スポーツと飲酒、妊産婦と飲酒、入浴と飲酒、薬とお酒、未成年者飲酒、飲酒運転・・・といったテーマが登場しています。

このモデレーションブックはモノトーンで非常にシンプルな一冊です。
そして、メッセージと共にイラストが大きな存在となっているのです。
このモデレーションブックのイラストは、チャールズ・バルソッティ、ジョン・バーナード・ハンデルスマン、チャールズ・サミュエル・アダムスといった著名なイラストレーターが描いています。彼らのイラストは、シンプルですが個性的で非常にユニークです。
イラストレーターという仕事は、クライアントの意向を一瞬の印象で受け手(消費者)に伝えることが仕事です。そして社会に深くつながっています。
責任が大きい反面、本当にやりがいのある仕事だと実感します。

私自身もお酒が好きです。飲むというより、その場の雰囲気が好きなのです。
そこに集う皆が楽しく飲めるよう「酒は、なによりも、適量です。」-100回目のメッセージより
by madargallery | 2007-08-15 23:32 | ART

エディット・ピアフ

エディット・ピアフ自伝「わが愛の讃歌」を読みました。
エディット・ピアフは、フランスの生んだ最大のシャンソン歌手です。
彼女の人生は波乱に満ちていました。そして一冊ではとてもとても語りきれない人生でしょう。
日本でもこの秋全国ロードショーということですが、より彼女の事を深く知ることが出来ると思います。
『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』(原題:LA VIE EN ROSE)
(ちなみに主演のマリオン・コティヤールは、今話題の『プロヴァンスの贈りもの』)(原題:A Good Year) にも出演しています。)


「わたしはまもなく死ぬだろう。そのまえに、自分自身の言葉でわたしのことを語っておきたい。
愛することしか知らなかった、歌うことしか知らなかった、エディット・ピアフという孤独なひとりの女のことを・・・」
そしてピアフは死んだ。あの忘れがたい歌詞を残して。
ジュ・ヌ・ルグレット・リアン(私は何も後悔しない)

エディット・ピアフ自伝「わが愛の讃歌」より
by madargallery | 2007-08-12 12:38 | 映画のはなし

本当の夏

8月に入り、日に日に暑さが厳しくなってきました。
窓を閉め、クーラーのスイッチに手がのびた時、蝉の声の心地よさに気がつきました。
「夏だ・・・」

数年前の夏、表参道の「スパイラル」で感動したモノと出会いました。
ガラス作家・久保裕子さんの作品、ペーパーウェイト。
ガラスというのは夏を涼しく彩ってくれます。不思議な力を持っていますね・・・
こちらのペーパーウェイトは、透明な部分と、表面を削った半透明な部分を上手に使い、卓上に小さな水辺の世界を広げ、楽しませてくれます。
ガラスの表面にあらわれているうねりが水の水紋となり、まるで本当の水の中を金魚やめだかが泳いでいるようです。
きっと誰もが懐かしい夏を感じることが出来ると思います。
また、出会ったこの街の「ギャラリーエス」で素敵な作品とお会い出来そうです。

今日はこのまま窓を開け、蝉の声と夏の風を感じてみようと思いました。
by madargallery | 2007-08-11 15:27 | 日々のこと

ありがとうございます。

暑い毎日ですが、皆様お元気にお過ごしでしょうか?

しおざきまさこ展 『PEOPLE』 in Second Life。
おかげさまで、毎日多くの方々にお越しいただき感謝しております。
8月31日まで開催しています。
遊びに来てくださいね。お待ちしております。
by madargallery | 2007-08-10 21:46 | ART

しおざきまさこ展 『PEOPLE』 in Second Life のご案内


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しおざきまさこ展 『PEOPLE』 in Second Life
2007年8月6日(月)~2007年8月31日(金)

ネット上の3次元仮想世界「セカンドライフ」内で、個展を開催いたします。
モノクロならではの濃淡のある線のイラストレーションをお楽しみください。
ご来場いただいたお客様には、無料『PEOPLE』Tシャツ配布中です!
セカンドライフについて詳しくは公式サイト



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by madargallery | 2007-08-05 16:58 | ART

下北沢へ

暑中お見舞い申し上げます。

久し振りに下北沢を訪れました。
以前住んでいた街であり、好きな街でもありました。
横浜に越してきたあとに、素敵なギャラリーが出来たそうです。
最近、気になっていました。
「ギャラリーHANA 下北沢」
駅からのアクセスもよく、通りに面した素敵なギャラリーでした。
サヴィニャック生誕100年を記念してヴィンテージポスターを展示・販売をされていました。
1907年フランスに生まれたサヴィニャックは、アールデコの巨匠カッサンドルに学び、モンサヴォンで一躍有名なポスタリストです。
50年代から60年代にかけての企業広告デザイン旋風の最中にアンドレ・フランソワと同門で、フランスポスター界の重鎮の座を二分にしていました。ミシュラン、エアー・フランスや日本でも牛乳石鹸や森永チョコレート, サントリー、豊島園などのポスターなど、身近なものも手掛けてます。
可愛らしい印象を与える中にも、深いメッセージを感じます。
国を越え、時代を越え、ますますファンが増えるのではないでしょうか・・・
そして今回嬉しかったのは、ギャラリーの方がいろいろなお話をして下さったこと。
また、行こう・・・そんな気持ちにさせてくれました。
ギャラリーで出会った書籍、「アフィッシュ・フランセーズ-現代フランスポスター50年の歩み-」を手に帰りました。

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by madargallery | 2007-08-05 00:20 | ART


しおざき まさこ の日々のこと

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ART空間散歩人
しおざき まさこ


・・・・・・・


「ART空間散歩人」として、美術館や劇場をはじめ、素敵なART空間を散策し、自分なりの言葉で綴っています。
アート、映画、音楽が大好きです。

人と人とのつながりを大切に、緑溢れる公園・カフェ・美術館など様々な空間で、既存の枠にとらわれることなく自由な発想で芸術を楽しむ⋯
これからもそのような、空間をつくるお手伝いをしていきたいと思っています。そして、皆さんと楽しい時間を共有できたら嬉しいです。

また、刺繍作家・イラストレーターとして、日々創作活動を続けています。

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