MADAR GALLERY



カテゴリ:映画のはなし( 69 )


ヴィスコンティ 生誕100年祭

つい立ち寄ってしまうスポットといえば、渋谷にある日本初の大型の複合文化施設
Bunkamura

コンサートホール、劇場、美術館、ミニ・シアターの各施設。
カフェやアート関連ショップなどクリエイティブな空間はいつ訪れても新鮮です。
今までもここで数多くの、よい作品と出会ってきました。

今、気になるイベントと言えば、「ヴィスコンティ 生誕100年祭」です。
「ヴィスコンティ 生誕100年祭」として、ヴィスコンティ芸術の代表作3本を4週間にわたり一挙連続上映されるとのこと。

開催期間 2007年9月22日(土)~10月19日(金)
「山猫」【イタリア語・完全復元版】
「ルートヴィヒ」【完全復元版】
「イノセント」【完全復元&無修正版】

中でも第16回カンヌ国際映画祭グランプリに輝いた一大叙事詩「山猫」。
こちらは、3時間6分の超大作ですが、油絵を見ているような圧倒的な映像美。
豪華絢爛たる衣装、壮大な音楽がより一層「山猫」の世界を盛り上げます。

大人になった今、違った視点で何かを感じるかもしれません。

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by madargallery | 2007-09-04 01:17 | 映画のはなし

『スパングリッシュ』

邦題:『スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと』

シンプルなストーリーですが、心地よい余韻を残してくれる映画でした。
カリフォルニアの眩い太陽の光を感じられる・・・そんな作品でもあります。
機内で観た作品なんですが、すっかり釘付けになり繰り返し観た記憶があります。

愛する娘の将来を考え、母国メキシコからより良い暮らしを求めてにロサンゼルスに移り住んだシングルマザー・フロール(パズ・ヴァガ)がアメリカで直面する言葉の奮闘記を描いた作品です。
アメリカはあらゆる人種が集まる移民の国なので、このようなテーマは数多く取り上げていますね。
裕福なクランスキー家のハウスキーパーをすることになった彼女。
そこには表向きは幸せそうだが、実際は今にも壊れそうな家庭がありました。
母と娘、通じない言葉、通じない心、また母として生きる女と女とし生きる母の立場に戸惑い迷う様子がよく描かれています。

バズ・ヴェガ・・・本当に美しい女性ですね。目で言葉を語る女性というか・・・

ちなみにタイトルのスパングリッシュ(Spanglish)は『スパニッシュ・イングリッシュ。』
アメリカで暮らすラテン系の人々が話す、スペイン語と英語の混成語のことです。



こちらは私事ですが・・・
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しおざきまさこ展 『PEOPLE』 in Second Life
2007年8月6日(月)~2007年8月31日(金)

ネット上の3次元仮想世界「セカンドライフ」内で、個展を開催中です。
モノクロならではの濃淡のある線のイラストレーションをお楽しみください。
ご来場いただいたお客様には、無料『PEOPLE』Tシャツ配布中です!
セカンドライフについて詳しくは公式サイトへ。



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by madargallery | 2007-08-28 01:24 | 映画のはなし

『オズの魔法使い』

『オズの魔法使い』を観ました。
皆さんご存知の児童文学ですね。
ヴィクター・フレミング監督、ジュディ・ガーランド主演のこのミュージカル映画。
挿入歌『虹の彼方に』(Over the Rainbow)は名曲です。
この映画、忘れられないシーンがあります。初めて観た時は、衝撃的でした。

アメリカ・カンザス州に暮らす少女ドロシーは竜巻に家ごと巻き込まれて、飼い犬のトトと共に不思議な「オズの国」へと飛ばされてしまうのですが、家のドアを開けて外に一歩出ると・・・

セピア色で始まったこの映画。この場面から、ガラリとカラー映画に転換するのです!

この作品は、テクニカラーを採用しています。
テクニカラーとは、世界で初めて三色法によるカラー映画の実用化に成功した企業のこと。このことから三色法のことをテクニカラーと通称することもあります。
三色法が採用された初期の作品では他に『風と共に去りぬ』があります。

技術あってのことなんですが、これは最高のアイディアですよね。
最近では、技術的にも優れている作品がたくさんありますが、昔の映画のこういう発想がいいです。ちょっと、仕掛けがわかってしまうくらいの、そんな作品が好きです。

知人に聞いた話ですが、『オズの魔法使い』は児童文学であると同時に、19世紀末のアメリカ経済に関する寓話とも解釈されることがあるそうなんです。
(原作者ライマン・フランク・ボーム自身は、この作品の政治的解釈については、否定も肯定もしていません。)

この物語をそのまま楽しんできた私にとっては、素直な気持ちのままで記憶に残していきたいですね。
by madargallery | 2007-08-24 01:37 | 映画のはなし

エディット・ピアフ

エディット・ピアフ自伝「わが愛の讃歌」を読みました。
エディット・ピアフは、フランスの生んだ最大のシャンソン歌手です。
彼女の人生は波乱に満ちていました。そして一冊ではとてもとても語りきれない人生でしょう。
日本でもこの秋全国ロードショーということですが、より彼女の事を深く知ることが出来ると思います。
『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』(原題:LA VIE EN ROSE)
(ちなみに主演のマリオン・コティヤールは、今話題の『プロヴァンスの贈りもの』)(原題:A Good Year) にも出演しています。)


「わたしはまもなく死ぬだろう。そのまえに、自分自身の言葉でわたしのことを語っておきたい。
愛することしか知らなかった、歌うことしか知らなかった、エディット・ピアフという孤独なひとりの女のことを・・・」
そしてピアフは死んだ。あの忘れがたい歌詞を残して。
ジュ・ヌ・ルグレット・リアン(私は何も後悔しない)

エディット・ピアフ自伝「わが愛の讃歌」より
by madargallery | 2007-08-12 12:38 | 映画のはなし

真夏の夜のイベント

この夏も各地でいろいろな映画のイベントが開催されます。
その中でも、アークヒルズ(東京・港)のカラヤン広場で開催される、ブラジルの映画や音楽、食事などが楽しめるイベントに注目。
屋外広場に設置した、300インチの大型スクリーンに映像が流れます。
世界中から集められたショートフィルムの上映や、東京国際フォーラムで開くブラジル映画祭のプレイベントとして同国の音楽や特別編集した映画も観ることが出来ます。

夏の夜風の中、ブラジルのビールで一杯なんていいですね。。。
都会のオアシスに乾杯!!
by madargallery | 2007-07-29 00:41 | 映画のはなし

『ダーティ・ダンシング 』

大好きな作品です。
ビデオテープが擦り切れるのではないかと思われるほど何度も観た作品で、今でも大事にしています。

60年代初期のアメリカを舞台に、一家で避暑地を訪れた17歳のベイビーの成長を描いた青春ラブ・ストーリー。
ダンスと恋の素晴らしさを知り、どんどん綺麗になっていく姿を爽やかに演じています。
出演はジェニファー・グレイ、パトリック・スウェイジ、シンシア・ローズ 他。

サウンドトラックも最高で、60年代のヒット曲も多数使われています。
既に廃盤になっており、手に入れるまで大変でした。
(あの時のショップのオーナーには本当に感謝しています。)
中でも「The Time Of My Life(タイム・オブ・マイ・ライフ)」/ビル・メドレー&ジェニファー・ウォーンズ。
この曲を聴くと、感動のクライマックスで見せる2人のジャンプ&リフトが思い浮かんできます。
それと、エリック・カルメンの「Hungry Eyes(ハングリー・アイズ)」
切ないのメロディの中に希望の光を感じるというか・・・。

いつ観ても古さを感じさせない作品。この夏のおすすめの1本です!
by madargallery | 2007-07-19 23:52 | 映画のはなし

神保町シアター

こんな記事が掲載されていました。
「小学館は14日、東京神田神保町に映画館を開く」
その名も『神保町シアター
100席のミニシアターで、書店街の地域振興に貢献されるとのことです。
子供たちが大好きな『ポケモン』や、小学館の出資作、旧作の特集上映等が予定されています。
特集プログラムとして「川本三郎 編映画の昭和雑貨店 こどもたちのいた風景」
昭和の日本映画の中から、評論家・川本三郎が選んだ10作品を、連日夜6時45分から1作品ずつ上映します。稲垣浩監督の『手をつなぐ子等』、久松静児監督の『つづり方兄妹』他です。

最近は、各地でいろいろな映画の楽しみ方を耳にするようになりました。
上映場所もさまざまです。

私もいろいろなカタチで映画を楽しみますが、映画というのは、その場のシチュエーションがとても大事だと思います。
それが全ての記憶となるのです。

書店街でいい本と出会ったあと、フラリ立ち寄ってみるのもいいかもしれませんね。
by madargallery | 2007-07-11 12:34 | 映画のはなし

『異人たちとの夏』

この季節になると必ず観たくなる作品の一つ『異人たちとの夏(1988)』
あの懐かしい映像が忘れられないのです・・・

中年のシナリオ・ライターが、幼い頃死んだはずの両親と再会する不思議な体験を描いた作品。
(第1回山本周五郎賞を受賞した山田太一の小説を、市川森一の脚色で大林宣彦が演出した異色作)

風間杜夫さん演じるシナリオ・ライターの原田英雄は妻子と別れ、マンションに一人孤独な毎日を送っていました。
ある日、原田は幼い頃に住んでいた浅草に出かけ、偶然、死んだはずの両親に会ってしまうのです。
落語を聞こうと立ち寄った寄席で、一人の客の後ろ姿が気にかかる原田。
そっと席を移動して、横顔を確認してみると、自分が12才の時に死んだはずの父親だったのです。
それも、死んだ時と同じ若い姿で。

そうそう、このシーン!

原田は、懐かしさのあまり、たびたび浅草の両親の家へ通うようになるのです。
同時に同じマンションに住む女性・桂(名取裕子さん)と愛し合うようになっていくが、両親との邂逅を繰り返すたび、原田の身体はなぜか衰弱していくのです。
実は、桂も異人(幽霊)だったのです・・・

亡き父、母との再びの別れのシーンは涙が止まりませんでした。

ちゃきちゃきの江戸っ子、父親役の片岡鶴太郎さんも存在感がありました。
また、秋吉久美子さんの母親役も懐かしいお母さんをしっかり演じられていました。
彼女の独特の雰囲気も最高ですね。
レトロさ漂う浅草の街の雰囲気も郷愁を感じます。

この映画を思い出す時、自分の子供の頃の記憶が懐かしくよみがえってくるのです。
扇風機の風、遠くで聞こえる盆踊りの音、蝉の声・・・そして夏の匂い。

本当に寂しくなった時、一番会いたくなる人って誰なんだろう・・・?
私は、「両親」だと思うのです。
人はそれを心の中でずっと願っているのでは・・・
大事なことを思い出させてくれる作品の一つです。
by madargallery | 2007-07-04 01:30 | 映画のはなし

『明日の記憶』

もし、今までの記憶が消えてしまったらどうしますか…
大切な人との思い出
楽しかった旅
ただ平凡で、ただ、それだけでよかった毎日

昨夜のMADAR GALLERY(部屋でゆっくり映画鑑賞する、しあわせな空間・時間をこう名付けている♪)では、『明日の記憶』を鑑賞しました。

広告代理店に勤める働き盛りの佐伯雅行役を渡辺謙さんが熱演していました。
そして、健気に夫を支え続ける妻・枝実子役を樋口可南子さんが演じられています。

消えていく記憶を必死につなぎとめる夫。その夫を懸命に守ろうとする妻。
今まで共に積み重ねてきた記憶がなくなってしまうという現実に胸がしめつけられました。

「感動した」とか「泣けてきた」とか・・・一言では表現出来ない熱い想いが残りました。
その想いは不思議と、穏やかで優しい気持ちとなり、私の心に残りました。
by madargallery | 2007-05-27 20:54 | 映画のはなし


しおざき まさこ の日々のこと

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ART空間散歩人
しおざき まさこ


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「ART空間散歩人」として、美術館や劇場をはじめ、素敵なART空間を散策し、自分なりの言葉で綴っています。
アート、映画、音楽が大好きです。

人と人とのつながりを大切に、緑溢れる公園・カフェ・美術館など様々な空間で、既存の枠にとらわれることなく自由な発想で芸術を楽しむ⋯
これからもそのような、空間をつくるお手伝いをしていきたいと思っています。そして、皆さんと楽しい時間を共有できたら嬉しいです。

また、刺繍作家・イラストレーターとして、日々創作活動を続けています。

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