茨木のり子さんの詩を教えてくれた友人がいます。
何かあると思い出す言葉。
我に返ります。
それがきっかけとなり、茨木のり子さんの詩集を読みました。
「知命」という詩の中に、こんな一節があります。
まきこまれ
ふりまわされ
くたびれはてて
ある日 卒然と悟らされる
もしかしたら たぶんそう
沢山のやさしい手が添えられたのだ
一人で処理してきたと思っている
わたくしの幾つかの結節点にも
今日までそれと気づかせぬほどのさりげなさで
たくさんの大切なことを教えてくれた友人に感謝しています。
そんな世界観を持つ彼女の想いが、たくさんの人に伝わりますように。